赤ちゃんの感受性について
余計なお世話だが、なんとなく、私は自分の子供には感受性豊かに育ってほしいなぁと思う。
若いときから歳を重ねても、自分の感性で、景色や音楽を綺麗だと感じたり、美味しいものを美味しいと感じたり、人の痛みを想像できるようになってほしい。
まぁこう思う親は沢山いるはずで、巷には、小さいときから絵本を読み聞かせるといいとか、たくさん触ってあげるといいとか、声をかけてあげるといいとか、色んな情報があって、それはもちろんそうなんだろうなぁと思う。
でも根本的に大事なのは、行為ではなく、赤ちゃんを取り巻く環境なのだということに気づいた。
先日こんな話を聞いた。
人間が取得する情報のほとんどは視覚から得られる。でも、赤ちゃんはその割合が大人と違って、視覚以外の所謂五感を使って得る情報が多い、らしい。
考えてみればそれはそうで、母親のお腹の中にいる胎児だって少なくとも「居心地が良い(もしくは悪い)」と感じているのならば、それは視覚をほとんど使っていない。
産まれたときの視力はかなり弱く、それでも精一杯はじめての世界の音、温度、匂い、触感などを感じとって生きていく。
赤ちゃんを取り巻く環境と簡単に言っても、そもそも環境という言葉は曖昧だし、ではどんな環境なら赤ちゃんに良い影響を与えられるのか?という話になる。
赤ちゃんに一番大きな影響を及ぼすのは、楽しいおもちゃでも布団の柔らかさでもなく、親の存在。親の機嫌が良いと、赤ちゃんも安心できるのは容易に想像がつく。
だから、両親が仲良く、機嫌よく過ごすことが一番大事なんだろうなぁ、としみじみ思う。
子供は親をよく観察しているらしく、親の顔色が自分のモチベーションを左右したり、自己肯定感の育みにも繋がるらしい。
と、頭ではわかっていても、まだ些細なことで喧嘩してしまうこともあるので、これを読んでいる旦那へ、お互いイヤと思うことはせずに、仲良く過ごそうね。
おしまい。