英会話の思い出
ついに、旦那にTOEICの点数を抜かれた。
とはいえ、私が最後に受けたのは大学3年、就活の前に一週間の過去問対策で、まぐれで取った715点。今年、旦那に越えられた。まぁ、それは別にいい。めでたいし、本気で尊敬する。
そもそも英語って…中学生で初めて触れて、高校でもそこそこ勉強して、センター試験の長文も読んで、大学でもちょっと授業があって、TOEICまで何回か受けた割に、
実際に使う機会、どのくらいあったか?って話。
私は海外留学に全く興味がなかった。日本が好きだし、外国に行くのは旅行だけで全然いいわーって思ってた。就職も、海外に全く縁のない、国内でしかビジネスを行っていない会社に就職した。
旦那は、海外にも支店のある企業で働いているので、いま関わっている事業の関係で、毎週アメリカと会議を行っている。ので、英語ができないとそれはもう大変みたい。それはそれは、頑張ってくれ。
でもわたしが英語を活用した記憶って…
遡って、新婚旅行でイタリアに行った時。
正直旅行をする程度じゃ、ペラペラと誰かと会話をするタイミングすらないけど、記憶に残っているのは、ホテルのフロントマンに、『明日の朝早く出発したいんだよね、だから、朝食バイキング参加出来ないから、お弁当みたいに詰め合わせ準備してくれる?』って説明したときくらいだ。このときホテルマンは、マジでちゃんとした朝食セットを準備して、早朝からベネチアに向かう私たちに渡してくれた。(中身は普通〜のパンとか果物とか笑)
誰かに英語で状況を伝えた記憶って、ほんとこのくらいしかない!
しかし、一対一で、カタコトの英語でダラダラと喋った思い出が一つだけある。
大学4年の秋、沖縄に旅行していた時。
友人と別行動で、私は一人で沖縄県立博物館で過ごしていた。美術館も併設されていて、とっても見応えのある施設。ミュージアムカフェでランチも挟んで、日中をほぼそこで過ごし、外のベンチで少し休憩を取っていた時、同じく向こうも一人の、外国人の男性に話しかけられた。金髪で背が高くて、歳は20-30歳くらい。確か初めは地図を片手に、場所を聞かれたと思う。相手の行きたい場所を教えて、終わりかと思いきや、君は一人なのかと訊ねられ、話が膨らんできた。
私も特に急ぎの用もなく、暇していたし、他人と話すのは好きなので、友人は多分海に遊びに行っているけれど、自分はここで過ごしていたんだよと説明をした。そうすると、少し散歩をしないかと誘われ、おもろまち駅に向かって散歩をした。
話を聞けば、たしか彼はイギリス人で、日本の大企業(何だっけ…でもよく知った会社だった)に数年勤めているといっていて、沖縄に何をしに来たとか、あの場所やあの国に行ったことはあるかとか、あそこに行った時はどうだったとか、当たり障りのない会話をした。
途中、フレッシュジュースの屋台があって、シークワーサージュースを奢ってくれた。
ベンチに座ってまったり話をしていたときに、そのうち彼が、手を握っていいかと聞いてきて、そういうスキンシップが普通なのか?と思ってそこまでは許したけど、そのあとキスしてもいいかと聞いてきて、待ってそれは、NO!と伝えたら、何で?って聞いてきて、いや確かにそのとき自分に彼氏はいなかったし浮気とかじゃないけど、好きでもないのにそれはできない、と伝えた。
そのうち、要約すると、「僕は日本のラブホテルに興味があるんだ。日本のラブホテルって、他の国にない特徴があると聞いていて、自動販売機があるんでしょう?行ってみたいから、着いてきてくれないか」みたいなことを言われて(確かに彼は、vending machineと言っていた)、おいおい、何言ってんだそれは無理だよ!と、いうことで、私はもう帰るよ、と伝えて別れた。帰り際、「沖縄に滞在している間、僕のことを思い出したら連絡して」と連絡先の紙を貰った気がするけど、連絡するわけもないのでたしかすぐ捨てた。
お分かりだろうか、
私は数年英語を勉強してきても、
どこで活用するでもなく、
使ったのはただナンパ男と
会話をしたときくらいなのである。
なんちゅーこっちゃ。
幼児教育や習い事で、英語!英会話!
ってのも、見ないことはないけど、
お金かけて頑張った結果こんなことにしか使わなかったら、ママ、ちょっと虚しいな…
ということで、何の話だか今日もよく分かりませんでした。
おしまい。
追記、ジュースの写真。(笑)