頭の体操

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赤ちゃん連れの京都音博日記(2019)

だいぶ時間が経ってしまったが、9月に、ちょうど9ヶ月になった息子とともに京都音楽博覧会へ行ってきた。アルバムを見返すと懐かしい気持ちになったので、どうやって乗り越えたかを記しておこうと思う。


ちなみに息子のフェスデビューは5ヶ月のときの森道市場で、その後7ヶ月のときにOUR FAVORITE THINGSにも参加したので、これで三回目のフェスとなる。(フェスに行ったことのない友人に話すと、めちゃくちゃ驚かれる)
産前は、しばらくフェスは行けないと覚悟していたが、案外行けるもので、また今まで気づかなかった周りのベビー連れにも目がいくようになり、その多さにも驚かされる。


よっぽど山の中で開かれているフェスでない限り、赤ちゃんを連れていく環境としては悪くない。(と、思う)
というか、人混みの中ほぼ屋外で過ごすという意味では、ディズニーリゾートとかに連れていくのと大変さは変わらないのではと思う。


というわけで、ナンバーガール見たさに、行くことを決めたのであった。


1日目

愛知県に住む我々は、車で京都に向かうことにした。
新幹線の方が、移動時間も短くていいかもと直前まで迷ったが、なんせ荷物が多い。3人分の二泊の荷物(着替え、基礎化粧品など)、フェス用の荷物(レジャーシート、雨具など)、ベビー用の荷物(離乳食、オムツなど)を抱えて、しかも赤ちゃんも抱えて移動するのは、大変と判断した。


名古屋から京都は、車で2時間程度。
朝、家で離乳食を食べさせて(この頃は二回食で、だいたい三時間おきにミルク)、出発すると、早速車で寝てくれたので、行けるところまで走った。琵琶湖を望むSAで、昼の授乳&オムツ替え。(名前は忘れたが、ひとつ手前のPAには授乳室はないと言われたので、移動した)


京都に到着して、D&Department KYOTOでランチ。
座敷でランチが可能で、他にも子連れがいた。

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座敷で、しかも座椅子があるというのは、本当に子連れに有難い。(よくある掘りごたつ、あれは危ない。)抱っこひもで座椅子に固定しておき、ぐずったらハイハイやたっちをさせることが可能。最高。
早速京都の雰囲気を味わった。


21日だったので、東寺で開かれてる弘法市へ向かうことに。
その前に、京都駅前のイオンで、授乳&オムツ替え。
16時までの弘法市、滑り込みで行ったけど、ぱらぱらと店を片付け始めていた。
土産に箸を買って、付近を散歩して、また京都駅へ戻る。
途中、コロッケを買い食い。

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夕飯を食べられる、座敷のある店を探すが、なかなか見つからず、結局またイオンに戻って、中華料理を食べた。(離乳食もあげた)やっぱイオン最強。ほんと子連れに優しい。優しすぎる。


それから伏見稲荷のライトアップを見に行き、東寺近くの宿にチェックインして初日が終了。

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昼間は何度か行ったことあるけど、夜は初めてだったので良かった。


ちなみに今回、息子は初めての外泊。
音博の会場である梅小路公園まで徒歩で行けて、和室で、バスルームとトイレが別の宿(湯船に浸からせたいし、洗い場も必須なので、ユニットバスがあるだけの宿では無理)、という条件で探すのはなかなか大変だったが、なんとか見つかった。
The Pagoda Experienceという宿。多分長期滞在向けの宿で、部屋にキッチンもあったんだけど、それがむしろ哺乳瓶を夜洗って乾かすことができて便利だったし、お風呂もまぁまぁ広くて、協力して入れることができてよかった。布団は三組敷いてあった。

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心配したけど、夜泣きもせず、疲れたのかコテンと寝てくれて、夜もぐっすりで助かった。


2日目

朝、宿で離乳食を食べさせて、東寺の境内を散歩。
歩いて梅小路公園に向かい、コンビニで買い出しをする。
旦那の友人と合流し、開場を待って、場所取りをしてもらった。(その間息子は抱っこひもで朝寝)
水族館に行こうかと思っていたが、チケット購入が既に長蛇の列だったので、諦めた。(結果、行く時間もなかったので買わなくて正解)


音博は、ワンステージの前にスタンディングエリア、後方にレジャーシートを敷いてのんびり聴けるエリアがある。

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無事にレジャーシートを敷いて場所を確保したら、音博がスタートした。
くるりの開会宣言、Homecomingsを聴いている間にレジャーシート上で、液体ミルクをあげた。


実は今回、初めて缶の液体ミルクを使用した。
結論からいうとめちゃくちゃ便利で、使わない手はない。
私は普段混合授乳で、母乳+ミルクなんだけど、預けるときや授乳室が見つからないときはミルクだけでも大丈夫。(半日に一回は吸ってほしいけど)

哺乳瓶にそそいであげるだけって…
ちょ~~~~~~便利!なにこれ!


それから授乳室の場所の確認も含めて、散策。
会場を出て、物販の方へ歩くと、公園事務所があり、そこの授乳室が借りられることを確認した。
あとは、後から知ったけど、ステージ後方の救護テントにも臨時の授乳スペースが設置されていた。あとは水族館の授乳室を利用するか、くらいかな。


そこでオムツを替えて戻り、折坂悠太とnever young beachを聴く。レジャーシートで聴いてると、遠いし、音量もそこそこだし、まぁ、そこそこ、、だけど、今回はのんびり聴ければいいやって感じだったのでよし。折坂悠太は二年前くらいにソロで狭い箱で弾き語りを観て以来だから、大きいステージで観るのになんか違和感、、でも、良かった。ネバヤンは何度も観てるし安定かな。

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ちなみに、赤ちゃんへの音量対策は、

こんな感じのイヤーマフラーをつけて、後方で聴くに限る。たまになんもせずに前方、スピーカー前にいる子供見ると、流石に心配になるけど。


そしてネバヤンの終わりがけ、雲行きが怪しくなり、雨雲レーダーを見ても、もうすぐ降るって感じだったので、さらに後方の屋根のあるところに私と息子は移動。(旦那は雨装備をして前方に移動)
この時点では周りはまだ雨を意識していなさそうだった。


そもそも今年の音博、台風が近づいていて天気も怪しかったから、行くかどうか直前までめちゃくちゃ迷った。ていうか、ほぼ行かないつもりだった。赤ちゃん連れに、雨は、無理。ポンチョの中で抱っこひも?とか、何回もシミュレーションしたけど、流石に無理、可哀想。でもなんとか曇りで持ちそうな予報になったので、降ったら水族館でも行ってくるわ、て感じのスタンスで行くことにした。


で、結局、ナンバーガールが雨を呼んだ。
それも、土砂降りの通り雨を呼んだ。


すぐ止むことも雨雲レーダーで分かっていたので、私はずっと屋根の下で乗りきり、一滴も濡れずに乗り越えたけど、凄かったなぁ。色々。


ちなみに雨宿りしてる間、隣には同じくらいの月齢のママ&ベビーがいて、お話をした。聞くと、実家が名古屋?のようだが、京都と比べてどうかと聞くと、名古屋の方が子育てはしやすいかもと言われた。あと、京都の子連れおすすめスポットも聞いたけど、なんて答えてもらったかあんまり覚えていない。。


ステージは遠くてあんまわかんなかったけど、前方で観てた旦那は音が小さかったと言いつつも満足気に戻ってきた。


次のBEGINのステージ、観たかったんだけど、ここで離乳食&授乳&オムツ替え休憩。営業時間が過ぎたのか、公園事務所みたいなところ、閉まっていたが、中のおじさんに声をかけたら快く授乳室を貸してくれた。


そして最後のくるり
ここまであっという間だった…
いきなり グッドモーニング、 ブルー・ラヴァー・ブルー、スロウダンスの流れは、行って良かったと思わざるを得ない、最高の流れだった。
音博に来てる人で、くるりが嫌いな人はいないだろう。だから、最後まで残ってる人たちはみんな、くるりを楽しみに待って、くるりの音楽を噛み締めていて、とっても良い雰囲気だった。
彼らのホームタウンで聴くくるり。染みた~。最高~。


混雑を避けて、アンコールは後方に移動して聴き、終わった瞬間に帰った。
宿まで徒歩で戻る途中、座敷のあるひっそりとした寿司屋に入って、無事に音博が終了。

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大将が、息子のためにポッキーとヤクルトをくれた。本人はまだ食べれないけど…ありがとう大将。


3日目

この日は観光して帰る日。
朝、離乳食をあげて、京都マンガミュージアムへ。
とくにゆっくり漫画を読むことはできなくても、歴代の作品を眺めたり、ちはやふるの原画展を観たりして楽しんだ。
キッズスペースもあって、絵本もたくさんあったので、ここで息子を少し遊ばせた。

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息子は絵本よりも、可愛らしい椅子に夢中。
そしてここでも、缶の液体ミルクを利用して授乳&オムツ替え。


昼時になったので、座敷のある店を探す。
少し歩いて、ランチをやっている店に入る。
ここでプチハプニング発生。
注文をして、あとは料理を待つだけ~という状態のときに、息子がうんぴをしてしまったのである。
食事が終わるまでオムツを替えないのは可哀想なので、付近でオムツ替えシートのあるトイレを探すが、普通の飲食店にはもちろんないし、近くのホテルのロビーの方に聞いても設備はないという。少し歩いたところに博物館があるので、旦那がそこまで連れていき、無事に替えてくれた。(この間に私は食事をとらせてもらった。。)
オムツ替えできる設備、大事。。


食後は、三条通りを散歩して、鴨川を見て、満足して、おにぎりを買って、帰路についた。

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帰りの車の中で、またもや液体ミルクをあげて、SAでオムツを替えて、無事に帰宅することができた。



と、いうことで、音博は赤ちゃん連れでも十分楽しめる。そして京都は果たして赤ちゃん連れに優しい観光地かというと、あまりそうではないのかもしれないけど、なんとか満喫することができる、ということがわかった。

なんだこの日記、なんの意味があるんだ。
おしまい。

最近の家族の愛読書について

息子が4、5ヶ月になった頃から、息子の絵本を借りに、二週に一回程度で近所の図書館に通っている。

わたしはなかなか本を読む余裕がないので、基本的には息子用の絵本を5冊借りて終わり、なのだが、最近はちょこちょこ自分が気になる本を借りられるようになってきた。

さらに先日は旦那と三人で図書館に行く機会があり、連れていくと、旦那も読書熱が再燃してきたらしい。

 

ということで、今日は我が家三人のいまの愛読書(?)のご紹介。

 

息子のお気に入りの絵本

 

これまで、息子には20冊くらいの絵本を読み聞かせてきた。

0才なのでもちろん、ストーリー性のあるものではなくて、言葉の響きが面白かったり、色や絵がはっきりしているものを読み聞かせる。

 

はっきり言うと、いまの息子に、見せるだけで毎回絶対笑う、超お気に入りの絵本なんてない。

 

帯に、「あかちゃんが、ぜったいわらうんです」って書いてあった某有名絵本も、まだ全然笑わない。

単純に月齢が上がるにつれて、絵本の面白さもわかるようになるんだろう。

 

じゃあ、まったく見もせず、笑いもしないのかというと、そうでもない。

 

あまり笑いはしないが、ぜったいに目を離さないのがこちら。

 

もいもい (あかちゃん学絵本)

もいもい (あかちゃん学絵本)

 

 

東大の方が研究して作られただけあって、本当に目を離さない。これはすごい。

繰り返される「もいもい」って言葉の不思議な響きは、大人にも面白い。

 

ちなみに、絵本を読み聞かせて、息子を笑わせるのは、わたしよりも旦那の方が上手。

 

なぜかというと、旦那は、歌うように、(自分で勝手に作った)メロディーとリズムにのせて絵本を読む。(へんなラップみたいになってることが多い)

あと、オーバーリアクションがすごい。

だから、よく息子も笑う。

 

で、息子にウケる確率が高い絵本がこれ。

 

ぶーぶーぶー (0.1.2.えほん)

ぶーぶーぶー (0.1.2.えほん)

 

 

いろんな色のじどうしゃが現れるだけで、めちゃくちゃシンプルな言葉と絵なんだけれども、旦那が読むと、おおきいじどうしゃが現れるときに笑う。(ことが多い)

 

好きなのかなぁ。

 

あと、これもいいかんじ。

 

だれの なきごえかな? (ブルーナの絵本)

だれの なきごえかな? (ブルーナの絵本)

 

 

たくさんの鳴き声と、ディックブルーナの描く動物が次々と出てきて、息子も結構釘付けになっている。

本物の動物も見ずに絵本を見て、赤ちゃんはどうやって今後イラストの動物と本物の動物を結びつけていくんだろう…という不思議な気持ちになってくる。

とくにブルーナの描く動物はシンプルすぎるのに、特徴を掴んでいるのが、本当にすごいなと思う。

 

かまり立ちをマスターした息子は、絵本の棚に近づいては触っているので、モノ自体に興味はあるようだ。

これからも反応の良い絵本を探していきます。

 

 

わたしが気になった本

 

なんとなく図書館で気になって読んだ本を挙げる。

 

働く女子のキャリア格差 (ちくま新書)

働く女子のキャリア格差 (ちくま新書)

 

 

育休中なので、自然と「ワーママ」という言葉には反応するようになったが、働き続けることを選択した以上は、大変な境遇も受け入れる覚悟ではある。

それは、出産、育児というわたしの人生の大きな転換期に、「一旦会社をやめる」選択肢と、「会社をやめずに働き続ける」選択肢があったときに、後者を選んだからであって、前者と後者にはメリット、デメリット、違いが存在することは容易に想像がつく。

でもこの本のタイトルは「働く女子のキャリア格差」であって、働き続けた人の中の格差という視点が面白そうだと思って読んでみた。

 

印象に残った内容を挙げると、復帰後の職場での問題はミスコミュニケーションから生じること、ワーママサイドはマネジメント思考をつけることが望ましいこと、マミートラックからの格差を防ぐにはフルタイムでの復帰が望ましいこと、などなど。

 

読了したが、詳しく格差を描いた内容ではなく、わたしにはあまり参考にならなかった。

(「知らなかった!目から鱗だ!」となる本ではなく「それはそうだろうな」と想像がつく内容だったため)

 

そもそも。

 

ワーママって、便利な言葉なのでひとまとめにされがちだが、人によって全然違うと思っている。

 

職種、働いた年数、正社員か否か、時短を取りやすい環境か否か、職場と家の距離、旦那が家事に協力的か否か、自分の体のタフさ、子供の体のタフさ、保育園の距離、核家族か否か、実家が近いか否か、管理職を目指すか否か、仕事にやりがいをどこまで求めるか、そもそも何のために働くのか。

 

当たり前だが、その人の環境によって、仕事と家庭のバランスに対する考えは異なるはずである。

 

フルタイム復帰ワーママは凄い、専業主婦は楽をしている、とか、わたしは微塵も思わなくて、どっちが正しいとか、ない。

 

タイトルにある「働く女子」って、いろいろだから、一概に言えない。それ以上でもそれ以下でもない。

 

でも、この作者の描く「働く女子」像に自分が近いならば、参考になるかも。と思った。

 

 

旦那のお気に入りの本
 

わたしと旦那との会話は、3割が音楽の話(誰の新譜が良かったとか、誰のライブがどうだったとか、どのフェスのラインナップがどうだとか)、2割が子どもの話(今日も可愛かったとか、何ができるようになったとか)、1割が仕事や家の話、そして、3割が社会の話(ニュースでやってる事件がどうだとか、政治がどうだとか、どこの企業がどうだとか、教育がどうだとか、格差がどうだとか)、1割その他、みたいな感じだとおもう。


で、なぜか最近急に、日本社会も他人事ではないといって、イギリスの格差社会に興味を持ち始めた旦那。二冊の本を面白い面白いと言いながら読んでいた。

 

チャヴ 弱者を敵視する社会

チャヴ 弱者を敵視する社会

 

 


イギリス社会の講義、大学で聞いてたのになんも覚えてないから、ちゃんと聞いておけばよかったなーと思いつつ、わたしも『子どもたちの階級闘争』を読んでいる。

 

カバーは暗くて難しそうだけど、上流・中流・労働者階級の枠組みと、子どもたちの姿、親、保育士の視点がミクロに描かれてて、スッと入ってくる本なので、内容はとっても面白い。

 

政策ってこんなにダイレクトに生活に影響を及ぶすんだ。

 

って、改めて思った。

 

チャヴは難しそうな本なので、旦那の感想を楽しみにしていよう。読みながら結構衝撃は受けていたようだけど。

 

おしまい。

 

赤ちゃんの感受性について

余計なお世話だが、なんとなく、私は自分の子供には感受性豊かに育ってほしいなぁと思う。

 

若いときから歳を重ねても、自分の感性で、景色や音楽を綺麗だと感じたり、美味しいものを美味しいと感じたり、人の痛みを想像できるようになってほしい。

 

まぁこう思う親は沢山いるはずで、巷には、小さいときから絵本を読み聞かせるといいとか、たくさん触ってあげるといいとか、声をかけてあげるといいとか、色んな情報があって、それはもちろんそうなんだろうなぁと思う。

 

でも根本的に大事なのは、行為ではなく、赤ちゃんを取り巻く環境なのだということに気づいた。

 

先日こんな話を聞いた。

人間が取得する情報のほとんどは視覚から得られる。でも、赤ちゃんはその割合が大人と違って、視覚以外の所謂五感を使って得る情報が多い、らしい。

 

考えてみればそれはそうで、母親のお腹の中にいる胎児だって少なくとも「居心地が良い(もしくは悪い)」と感じているのならば、それは視覚をほとんど使っていない。

産まれたときの視力はかなり弱く、それでも精一杯はじめての世界の音、温度、匂い、触感などを感じとって生きていく。

 

赤ちゃんを取り巻く環境と簡単に言っても、そもそも環境という言葉は曖昧だし、ではどんな環境なら赤ちゃんに良い影響を与えられるのか?という話になる。

 

赤ちゃんに一番大きな影響を及ぼすのは、楽しいおもちゃでも布団の柔らかさでもなく、親の存在。親の機嫌が良いと、赤ちゃんも安心できるのは容易に想像がつく。

 

だから、両親が仲良く、機嫌よく過ごすことが一番大事なんだろうなぁ、としみじみ思う。

 

子供は親をよく観察しているらしく、親の顔色が自分のモチベーションを左右したり、自己肯定感の育みにも繋がるらしい。

 

と、頭ではわかっていても、まだ些細なことで喧嘩してしまうこともあるので、これを読んでいる旦那へ、お互いイヤと思うことはせずに、仲良く過ごそうね。

 

おしまい。

 

妊娠生活について<後編>

息子が生まれてから早6ヶ月、寝返りを頻繁にするようになって、目が離せず、また暇な時間が少なくなってきた。当たり前だけど、日々成長していく姿を見てると、愛しさも増してくる。日々、何して過ごしてるのか自分でもよくわからないけど、時間が一瞬で過ぎていく。えーと、要は、前回の更新からめっちゃ間隔空いてるけど、妊娠生活振り返りの後編、書きます。

 

妊娠中期

妊娠初期の切迫流産を乗り越えたあとは、普通に仕事に復帰した。営業にもガンガン行った。変わったことといえば、課長の計らいで残業をしなくなったことと(もともと月一桁とかだったけど)、営業車の運転を同乗者に任せることになったことと、自分が行かなくても済む用事は他の人に任せるようになったこと。

職場の人にたくさんたくさん甘えさせてもらいました。

本当に恵まれた職場で、よかった。

有難うございました。有難うございます。

 

二週間に一回の検診(後期は毎週)は、定時退社後に行っても間に合う時間だった。ほとんど旦那も付き合ってくれたのが嬉しかった。毎回エコーを見るのが楽しみでならなかった。顔はあんまり見せてくれなかった。

 

お盆休みは、体調も良かったので、新潟に旅行した。

まったり過ごすつもりが、越後妻有トリエンナーレも予想以上に楽しくて、わりと観光しまくった。

 

少しずつ少しずつお腹が膨らんできて、少しずつ少しずつ胎動がはっきりわかるようになって、何をしていいのか、何をしていけないのか、悩みながら、過ごした。

 

妊婦が行って良いのか悪いのかわからないけど、ライブも行った。産まれたら行けなくなると思ったら、なるべく我慢したくなかった。

大阪までドライブして、「全感覚祭」っていうイベントも行ったし、ライブハウスには9カ月まで行った。

お腹を見たライブハウスのスタッフさんが椅子を出してくれたり、声をかけたら安全な場所で見させてくれた。だから、スタンディングでも何とかなるということを学んだ。

 

食べ物で気を付けたのは、カフェインを摂らないようにするのと、好きなレバーと、刺身をやめておいた。でもそれくらいで、あとは普通に食べた。食欲は終始変わらなかった。

 

妊娠後期

どのあたりから後期というのか忘れたけど、予定日の8週前の途中で、産休に入った。

ほんとは会社の制度では予定日の6週前からが産休だけど、有休消化を少しした。(バタバタで、全部はできなかったけど)

 

産休前最終出勤日は、職場の皆様に御菓子を配りながら挨拶をして、飲み会に行った。

荷物、そのままでいいよ、いつでも戻ってきて!って感じだったので、本当に荷物をたくさんそのままにしてきた。

 

産休中は、とにかく寝た。

何でだろう、暇だったから、とにかく寝た。

朝、旦那の出勤を見送ってから二度寝して、昼前に起きる、みたいな感じ。

いま思えば、産後こんなに長時間寝れることはないので、やっておいて本当によかった!

 

起きてからは、海外ドラマや映画を見たり、図書館で本借りて読んだり、散歩したり、部屋片付けたり、出産に向けた準備したり、引っ越しの準備したり。

二回くらい、マタニティヨガにも参加した。

時間はたくさんあったけど、病院に30分で行ける範囲しか行動できなかったのが、残念だった。

 

食べたいものや、行ける店には行ける範囲で行った。満足。

 

陣痛ってどんな痛みなのかなぁとか、突然破水したらどうしようとか、不安はつきなかった。産後のイメージはあんまりてか、全然できていなかった。

 

でも、なんやかんやで、予定日より前に陣痛らしき痛みが来て、無事に出産。このあたりはまた余力があれば別に書こう。

 

妊娠生活を振り返って

幸いなことに、悪阻がなかったので、思ったよりは辛くなかった。ただお腹が大きくなって動きにくくなったり、疲れやすくなったり、歩くスピードが遅くなったり、というところが大変だった。

 

気持ち的には妊娠前とあまり変わらなかったので、そそっかしい素振りをしたりして、回りに心配をかけることが多かった。

 

なかなか、自分のお腹の中に新しい命が宿っているというのは、胎動を感じても、エコーを見ても、心の底から“実感”できてなかったと思う。

だから、名前を考えるときとかも、ピンとこない存在に名前をつけろといわれてもピンとこなかった。(候補が出てこず、悩みに悩んで、ドライブしてるときにポンと決まったけど)


ママでさえ、実感わいてなかったから、パパなんてもっと実感わかなかっただろうな。

そりゃ会話に多少温度差あって当然だよね。

あのときは「ちゃんと考えてる?!」なんて、怒ってごめんね。

 

いま思えば、本当に貴重な時間だった。

こんなに愛しい息子が自分のお腹の中にいて、自分と直接繋がっていたなんて!

 

信じられないね。

夢みたいな話だ。

 

またいつか、こんな素敵な時間を過ごせますように。

 

おしまい。

妊娠生活について<前編>

ちょうど1年前、GW初日、産婦人科へ行き妊娠していることを医師から告げられた。

この1年、いろんなことがあった。

どんな妊娠生活だったか、振り返ってみようと思う。

 

妊娠がわかったとき

わりと生理は定期的に来ていたので、予定日より遅れて、妊娠しているのかな、と様子を伺っていると、結局生理が来て、「あぁなんだ違った」と思うことが、一、二度あった。

それまでは、万が一妊娠しないように、避妊に気を使っていたけど、いざ赤ちゃんが欲しいと思ったときにはそんな簡単に妊娠ってしないもんなんだなーと思った。

まったく授からないのであれば、検査とか不妊治療とかやるのもアリだよね、と考えていた頃。

またまた生理が遅れて、もしかしてと思って、仕事帰りに駅前の薬局で妊娠検査薬を買って帰った。

いろんな種類があって、迷ったけど、どれも「99%以上当たります!」みたいなこと書いてあったから、一番安いやつを買った。

 

旦那の帰りを待ちきれず、帰って一人でひっそりと検査してみたら、陽性だった。

なんか、涙が出てきた。

まったく気配もなく、自分の体の中に自分と別の命が宿っている。

それが不思議で、嬉しくて、むずがゆくて、先のことがちょっぴり不安で、でも嬉しかったんだと思う。よくわかんない感情だったけど。

 

それからさっそく、週末に産婦人科に行って、クールな先生に「間違いなく妊娠してますね」と言われた。

その時は、ほっとした。

そして、出産に向け、検診のための通院生活が始まった。

 

ちなみに産婦人科選びは、そんなに真剣にやらなかった。

自宅近くに3つあったけど、1つは以前子宮がん検診で訪れたときに、受付の方の対応があまり好きじゃなくて候補から外した。残る2つのうち、無痛分娩を行っている方を選んだ。それだけ。

 

妊娠初期

GWは、予定通り旦那の実家のある熊本まで遊びに行った。いつも通り車で。

名古屋から熊本まで、いつも車で行くと片道14時間くらい。

まぁ、旦那と運転交代しながら、アルバム20枚分くらい、と思えばそんなに長いと思わないんだけど、今回ばかりは行く前に親に心配された。

車の揺れや長時間移動の疲れで、流産とかにならないか、心配らしい。

私はまったく心配していなかったので、なるほどと思って、兵庫で宿を取って、のんびり行くことにした。

熊本でもなるべく安静に過ごし、帰省は無事に終わった。

私は熊本の空気や人柄が大好きなので、しばらく行けなくなると思うと、寂しくなった。

 

それから5月は、毎年行っている音楽フェス、森道市場へ行った。もちろん2日参加。

しかし今年は2日目が土砂降りだった。

今思うと、ほんと妊婦はこんな危険なことをしてはいけない。

レインコート、マウンテンパーカ、ポンチョを羽織ってもずぶ濡れ、長靴を履いていても足は水浸し。

体温が下がっていくので、ほとんどショッピングモールで休憩しながら過ごした。(これができるのが森道のいいところだよね)

でも、土砂降りの中のサニーデイ・サービスと、東郷清丸は、本当に良かった。。

いやでも、ダメです、妊婦は、雨フェスは危険です。絶対。たぶん。

 

切迫流産

迎えた6月の私の誕生日、旦那に有休を取ってもらって、いつも通り検診に行った後、誕生日プレゼントを買いに行く予定だった。

実はその前日あたりから、少し出血があった。

でも何も痛くないし、そんなに心配していなかった。

そしたら、先生に「切迫流産です。しばらく仕事も休んで自宅安静してください」と言われた。

突然の診断に、そもそも切迫流産の存在すら知らなかった私は、「流産しちゃうってこと!?」と焦ったが、「流産と決まったわけでなく、このままだと流産の恐れがある状態」と教えてもらって少し安心した。いや心配だけど。

 

そしていきなり仕事を休むのも、不安でしかなかった。

それまで私は上司1人にしか妊娠の報告をしていなかった。

上司と相談して、まだ何があるかわからないので、他の人への報告は、安定期に入ってから(7月以降)にしよう、ということになっていた。

そしてこの診断。すぐに上司に連絡をして、翌日から休むことになった。

 

休むことになった、と簡単に書いたけど、法人営業をしていた私は、現場対応や事務作業をすべて回りの人たちに任せることになった。引き継ぎも何もなく、復帰時期も未定なので、本当に迷惑をかけた。

家では、会社携帯を手に握りながらベッドで横になり、お客様対応をしては、職場の人に指示を出して、、なんて、休んでいるのかどうなのかわからない時も多々あった。在宅勤務ができればいいのにとこんなに思ったことはなかった。(会社に制度はあるんだけど、事前申請等準備をしていなかったのでいきなりはできなかった)

バタバタしながら、なんとか切り抜けた。

 

一週間後に病院に行って、「まだ出血止まってないので、休んでて下さい」と言われることを繰り返すこと、三週間。

この間に、職場の人たちは妊娠していることに気づいたようだった。こんなことなら、もっと早く伝えておけばよかった。

けれども、誰も文句を言わず、ただ心配してくれて、みんな(職場の人のみならず、お客様まで)の優しさが本当に身に染みた。

「家族」「友人」以外の存在からの励ましがこんなにも嬉しいものだとは思わず、働いていて良かったと心の底から思った。

 

ちなみに自宅安静というのは、先生からの指示だと家事も禁止。食事、トイレ、入浴以外は横になっておくこと。

家事はすべて旦那に任せ、親が買ってきてくれた惣菜や、旦那が作りおきしてくれたごはんを食べた。

しかし、体はどこも痛くはなく、元気なのである。

人生で一番暇で苦痛な時間を過ごした。

どうぶつの森を始めて、出掛けられない自分の代わりに、釣りや木の実を集めて楽しんだ。

タブレットを使ってAmazon primeにある映画を観まくった。

一度だけ、おとぎ話とアナログフィッシュのライブを観に行った。

そうこうしているうちに、仕事復帰ができた。 

三週間ぶりの出勤は、単純に嬉しかった。

職場が居場所になっていたことに気づけた。

 

切迫流産の原因は、不明といわれている。

ちなみに私は妊娠生活を通じて、つわりも無かったし、食欲も味覚も嗅覚も何も変わらなかった。それで油断して、普通に過ごしてしまったのがよくなかったのかもしれない。仕事中も、よく小走りとかしてた。

おなかの中にいる赤ちゃんが、「苦しいよ!ママ、ちょっと休んで!」っていうサインを出してくれたのかもしれない。

この後は無理をしないように気を付けるようになった。(遅い)

まぁ、とりあえず治ってよかった。

 

みなさん、妊娠初期はおなかも目立たないし油断しがちかもしれないけど、とっても大事な時期なので、気を付けましょう!

 

長くなったので、中期、後期は後編に書きます。

おしまい。

赤ちゃんが泣くことについて

赤ちゃんのいる生活が始まり、4か月が経過した。

そこで思ったことを綴っておこうと思い、なんとなくブログを始めた。

 

簡単に自己紹介をしておくと、大学(人文社会学部)卒業後、社会人1年目の終わりに23歳で入籍をし、その後は約1年間、DINKS期を謳歌した。

贅沢こそしない生活だが、共通の趣味である音楽フェスや旅行を2人で楽しみ、子どもが欲しいと思うのも不自然なことではなかった。

いつ授かってもいいな、と思ったときに、妊娠が発覚したのは社会人3年目になり、25歳になろうとしたとき。

そして産休に突入し、年の瀬に無痛分娩で息子を出産した。

出産に関してはまた別で綴ろうと思う。

 

今日は、今まで赤ちゃんと過ごして思ったことを漠然と書こうと思う。

 

赤ちゃんの存在

 

私は友達によく赤ちゃんのことを「宇宙人みたい」と表現して、笑われる。

でも本当にそんな感じ。

英語で言うなら、「stranger」。

異世界から来た、何か。

 

それは目に入っても痛くないという表現がふさわしいほど、信じられない可愛さ。愛しさ。

言葉も通じないし、何を考えてるのかもよくわからない。

それでも赤ちゃんにできることはたった一つ、泣くこと。

 

赤ちゃんが泣く理由

 

出産翌日に抱っこの仕方を教えてもらうまで、赤ちゃんの抱き方すら知らないほど、育児の知識ゼロで赤ちゃんとの生活がスタートした。

もちろん、誰もが最初はママ1年生。うまくいかないのは当然。

そして誰もが最初にぶつかる壁が、「赤ちゃんがなぜ泣いているのかわからない」ということ。

 

いま思うと、ほとんど次のパターンしかない。

 

  1. 眠い!寝たい!
  2. 暇!飽きた!寂しい!構ってほしい!抱っこしてほしい!
  3. おなかすいた!

 

新生児の頃は、どれも同じくらいの割合だった気がするけど、いまでは1が80%、2が15%、3が5%でほとんどないくらい。

 

とくに息子はわかりやすくて、眠くなってきたら眉毛のあたりが赤くなってぐずり始めるので、抱っこして寝かしつければ終了。

そうでもなくぐずり始めたら、おもちゃを変えたり、抱っこしたり、寝かせる場所を変えたり、散歩したりして気分転換すれば泣き止む。

おなかがすいて泣くことはほとんどなくなり、あったとしても時間で大体わかる。

 

こうして、「泣き止まなくて困る!!」ということがなくなったので、赤ちゃんが泣くことについて深く考えてみることができるようになった。

 

赤ちゃんはなぜ泣くのか

ここから先はあくまで私の想像。

 

以前、赤ちゃんは不快なことがあるとすぐに「死のう…」と思うほどショックを受けているというブログを読んだ。

考えてみれば、当然のことである。

 

だって、いきなり知らない世界に放り出されて、自分には何もできないし、相手に伝える術もない。

とにかく赤ちゃんは不安しか抱えていない。

そんな状況で安心して眠ることができるか?

おなかがすいたら?

どう過ごしていいかわからないときは?

 

例えば私がわけのわからないアフリカの国に連行されて、同じ状況に陥ったら、、泣くしかない。

信頼できる人にずっと側にいてほしい。

 

だから、赤ちゃんが泣くのは当然。

そう思えば、泣かれても全然イライラしないし、むしろ不安な気持ちにさせてごめんね!!っていう気持ちになる。

 

こんなときに親にできることは、笑顔で話しかけたり、抱っこして、安心させること。

とくに笑顔のパワーを侮ってはいけない。

最近の息子は、私が目を合わせてニコニコしているだけで、つられて自分もニコニコしている。旦那がニコニコしながら選挙の話をしても、つられてニコニコしてる。面白すぎる。

 

ちなみに、息子はまったく夜泣きをしないんだけど、夜泣きをする子は、夜になると不安が強くなるタイプなんだろうか。そう思うと愛しくてしょうがないな。

 

まぁ、まだ知恵のない赤ちゃんに言えることなので、幼児になってきたらまた違った泣き方も出てくるだろうけど、これが基本の感情なんだろうなぁって思っておこう。

 

おしまい。